杖取り四方投げのやり方
四方投げは、体捌きと、手刀を振りかぶり振り下ろす動きを合わせて行うという合気道の代表的な基本技の一つですが、杖取り四方投げは杖を使う分、徒手とは異なる動きがあります。
側面に入身すると、一方の手は下から、もう一方は上から杖を握って、四方投げの体捌きで投げます。
そんな杖取り四方投げのやり方の一連の流れとしては、取りと受けの左右の構えが違う逆半身で構えます。
受けが杖で突くと同時に取りは入身し、当て身を入れます。(今は相手に当て身を入れず当て身を入れるつもりで行います。)
側面に入身すると、一方の手は下から、もう一方は上から杖を握ります。
後ろ足から一歩踏み出しながら、下からすりあげるように杖を振りかぶり、身体の向きを変え、杖を振り下ろし投げます。
合気道は、相手の攻撃を特有の動作で捌いて相手の死角へ入り投げたり抑えますが、杖取り四方投げも自然の理に従った合理的な動作の組み合わせに基づいて無理なく発揮することで投げることができます。
道場で指導者のお手本を通して学んだことに加えて、DVDの映像でさらに細かなところを確認していくことで、より効率よく上達に繋がるはずです。
特に杖や太刀などの武器取りの一連のやり方の流れなどは、普段なかなか解説されない細かい動きを実演で見て学ぶには、DVDはとても役立ちます。