五教(表技)のやり方のポイント!独特な極め方とは?
合気道の第五教が上手く出来ますか?
合気道では短刀などの武器を持って相手をさばく技があります。
五教は、受けが短刀で攻撃してきた場合のさばきで、武器を取り上げることが本来の目的とした固め技です。
そんな正面打ち第五教の表技のやり方は、まず右相半身で構えます。
受けが前進して徒手で正面打ちを振りかぶり、取りはそれと同時に受けの側面に入って肘を突き上げます。
この時には受けの前足の内側に、後ろの左足で入身し、両手刀で正面打ちを制します。
五教は相手が正面から手刀を打ってきたら、後ろ足から一歩入っていくのが一教と違うところです。
この時に受けの正面打ちを、入身しながら両手刀で制し、同時に左手で相手肘を下から掴み、右手をスライドさせて受けの手首を掴んで返していきます。
そして、前進しながら受けの右腕を両腕で斬り下ろし、受けの右手首を右手で、右肘を左手で制しながら更に前に進み相手を崩し、受けをうつ伏せにします。
あくまで腕の力に頼るのではなく、前進する力で受けの姿勢を崩していきます。
相手をうつ伏せにしたら両膝をつき、受けの右腕を伸ばし、右手で手首、左手で受けの肘を抑えます。
次に相手の親指を人差し指の付け根で制し、両手を使って受けの肘と手首を折り曲げ、体重を乗せて受けの手首を制して、極めるようにします。
この機会に正しい入身、手の取り方、五教の独特な極め方について細かく学び徒手で稽古を重ねて上達すれば、武器を持っている相手に対しての護身術としても使えるようになるでしょう。