片手取りのポイント
つかみ方はいくつか合気道にはありますが、手首を片手で掴む場合を片手取りと言い、相半身と逆半身があります。
四方投げや入り身投げ、回転投げなど色々な技に使われます。
受けは、取りが短刀なのど武器を持って攻撃してくるかもしれませんから、それを制して反対に攻撃をするために手を取るわけです。
手を離せばたちまち刃物や拳で襲いかかってくるかもしれません。
その為、合気道では取りだけではなく、受けの技術も正しく身につけることが技術向上に繋がります。
相半身で片手取りのやり方としては、手首をつかむ時には、手のひらを取り手の手首に密着させるようにし、力の入れすぎには注意してください。
ですので、5本の指でギュッと力任せに握らずに、まず取りの手首に手を添えたら自分の手のひらを取りに密着させて、小指から順に握っていくようにします。
イメージとしては親指と小指で締めるような感じでやるのがポイントです。
このようにすれば、しっかり持ちなたらも柔軟につかむことが出来るので、はずれにくくなります。
一方、逆半身の場合も同様に、力任せで掴むのではなく、小指から握り、手のひらを取りの手首に蜜着させるようにします。
注意点としては、上から掴んだり人差し指に力を入れて掴んでしまうと、肘や肩が固くなって手首をしっかり掴めなくなってしまいます。
特に小指が浮いてしまうと次の動作に対応するのが柔軟にできなくなるので、浮かないように意識して掴むようにしましょう。